「月刊ヤングキングアワーズ」にて連載されている上山道郎先生の漫画『悪役恋情転生おじさん』のアニメが2025年1月10日より放送開始されています。
ある日52歳のオタク公務員・屯田林憲三郎が、ファンタジー乙女ゲームの世界に悪役令嬢として異世界転生してしまいます。憲三郎は転生した世界で前世での豊富な人生経験や知識を活かして登場人物たちと接し、本来のゲームシナリオとは全く違った人間関係を構築していくコメディ作品です。
今回は『悪役令嬢転生おじさん』について、アニメは全何話何クールなのか、何巻まで放送されるのか、原作小説はあるのかなどをご紹介していきます。
『悪役令嬢転生おじさん』がマツケンサンバ等で話題
『悪役令嬢転生おじさん』はマツケンサンバで話題となっていますが、実はアニメのEDが「マツケンサンバ」なのです。
松平健さんが歌う同楽曲を『悪役令嬢転生おじさん』用にアレンジしたもので、歌は主人公・憲三郎役の井上和彦さんと憲三郎が転生した姿のグレイス役のM・A・Oさんが歌っています。
曲はYouTubeでノンクレジット版が公開されており、憲三郎とグレイスが歌い踊っています。曲は元の「マツケンサンバ」とはかなり違った雰囲気に仕上がっていました。
このEDを見た人はSNSで「何これ」や「マツケンサンバがアニソンになる時代が来るとは」など驚きの声をあげています。
『悪役令嬢転生おじさん』は全12話で1クール放送？
『悪役令嬢転生おじさん』は、全12話の1クール放送であることが分かっています。公式サイトで公表されているわけではありませんが、Blu-rayの情報が公開されていました。
Blu-rayの発売情報として第1巻〜第3巻までの発売が予定されており、第3巻には9話〜12話が収録されるのでアニメは全12話で構成されることが分かります。
映像特典として1巻から3巻全てにミニアニメが収録される予定で、アニメ本編とはまた違うお話が見られるのも魅力のポイントとなっています。
Blu-rayのみの発売ということで、DVDより容量が多い分巻数は少なくなってしまいますが、封入特典や映像特典など多くついてくるようなので要チェックです。
『悪役令嬢転生おじさん』に原作小説はある？
『悪役令嬢転生おじさん』には原作小説はあるのでしょうか。調べたところ原作は小説ではなく漫画のみだと思われます。
作者は『機獣新世紀 ZOIDS』や『ツマヌダ格闘街』で知られる上山道郎先生です。デビュー初期は「月刊コロコロコミック」で連載していました。
『ツマヌダ格闘街』が自身初となる青年漫画の作品で「ヤングキング」にて連載されていました。『悪役令嬢転生おじさん』は2020年から「月刊ヤングキングアワーズGH」にて連載されています。
元は同人漫画として上山先生がSNSにあげていたものですが、その作品が大きな反響を得たことで連載に繋がりました。
『悪役令嬢転生おじさん』は漫画何巻どこまでやる？
『悪役令嬢転生おじさん』の漫画は、基本的に1話完結の構成になっており話の区切りは毎話綺麗に付けられています。3巻以降からは数話続けてのストーリーも出てきますが、どれもその巻数で完結するような内容になっているので、アニメとしても区切りやすいと思います。
アニメ1クールに対しての原作漫画の進み具合は3〜4巻ほどで、省略加減によっては5巻になる場合もあります。『悪役令嬢転生おじさん』の場合は4巻までがアニメ化されると予想します。
4巻では、屯田林憲三郎の転生した姿であるグレイスが通う王立魔法学園での学園祭の内容が描かれています。5巻まで進むと新しい学園ダンジョンのストーリーが始まるので、アニメのボリュームとしても4巻までの内容で終わるのではないでしょうか。
『悪役令嬢転生おじさん』の見どころ
『悪役令嬢転生おじさん』の見どころは、物語の基盤でもあるおじさんが悪役令嬢に転生するという点です。おじさんと悪役令嬢という普段は絶対に交わらないであろう要素が面白いギャップを生んでいます。
オタクであるおじさんこと屯田林憲三郎は、グレイスに転生して悪役令嬢としての生をまっとうしようと決めますが、これまでの人生で培ってきた社会人スキルなどによって、周囲からの好感度はどんどん上がっていってしまいます。
通う魔法学校では前世での自身の娘と同世代の同級生たちと過ごすことになり、たびたび親目線が出てしまいます。そのおじさんとしてのモノローグと見た目の令嬢とのギャップが見どころです。
また憲三郎が転生したのは自分の娘がプレイするゲームの世界で、その娘がグレイスを見て自分の父だと気づき物語に関わっていくところもポイントとなっています。
まとめ
今回は『悪役令嬢転生おじさん』について、アニメは全何話何クールなのか、何巻まで放送されるのか、原作小説はあるのかなどをご紹介してきました。
アニメのエンディングが「マツケンサンバ」であることなどで話題となり、おじさんと異世界の令嬢というミスマッチなバランスが面白い作品です。
気になった方はぜひアニメや漫画を見てみてください。
