つるまいかだ先生による漫画『メダリスト』のアニメが2025年1月5日から放送されています。またアニメ化に伴いノベライズもされました。
元フィギュアスケート選手の明浦路司(あけうらじつかさ)とフィギュアスケートの世界に憧れる少女・結束いのり(ゆいつかいのり)の2人が出会い、共にメダリストを目指す物語です。
今回は『メダリスト』について、いのりは4回転サルコウが飛べるのか、障害を持っているのか、中学生になるのはいつなのか、キャラ名は動物に由来しているのかなどをご紹介していきます。
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結束いのりが4回転サルコウを飛べるようになったのはいつ?
物語の最初では独学でスケートを学んでいたいのりですが、司がコーチとなってフィギュアスケートクラブに所属してからどんどん力をつけていきます。そんないのりは、女子フィギュアスケートにおいて難易度の高い4回転サルコウをいつ成功させたのでしょうか。
いのりは原作漫画7巻の26話にて初めて4回転サルコウに成功させます。ライバルである狼嵜光(かみさきひかる)との点差を埋めるため、いのりは4回転を習得することを決めたのでした。
その後大会前の練習でも成功させ、新たな武器を手に入れたのです。大会本番では、光も突然演技に組み込んだ上に完璧に演じきったことでかなりプレッシャーもありましたが、いのりは無事4回転サルコウを成功させました。さらに4回転を2回入れる構成にしていましたが、2回とも綺麗に着氷してみせたのです。
メダリストのキャラは動物に関係する名前になっている?
『メダリスト』には、狼嵜光や夜鷹純、鴗鳥理凰など名前に動物が入っているキャラクターが多く登場します。公式から「明浦路」はギリシア神話の太陽神アポロンが由来だと公表されているように、『メダリスト』のキャラクターの名前には何かしらの由来があるのです。
特に主要キャラにはスケート選手たちには必ずと言っていいほど名前に動物が入っています。先に紹介した狼や鷹、鳥などのほかに犬やヤギ、猫など様々な動物がキャラクターの名前に入っているのです。
また名前の由来には、「明浦路」が太陽神アポロンに由来しているように、神話が大きく関わっているとも言われています。アポロンがモチーフになっていることから、神話に出てくる神々のモチーフとなっている動物が多くの主要キャラの名前に使われているのです。
結束いのりの動物は母親の結束のぞみの旧姓は樋水から?
主人公であるいのりは、とある理由からミミズが大好きなのですが、その理由はいのりの母であるのぞみの旧姓にありました。
『メダリスト』の公式Xで明かされた情報によると、のぞみが「結束」になる前は 「樋水(ヒミズ)」という名前でした。ヒミズはモグラに似た動物で、いのりのミミズ好きはそこからきていると言います。
ミミズは見た目から嫌われることも多い生き物ではありますが、いのりにとっては癒しになるほど好きなものであるようです。
「バッジテスト」というフィギュアスケートにおける階級を決めるテストで、いのりは心を落ち着かせるためにミミズを探すという行動に出たのでした。
結束いのりは発達障害?
本作で描かれるいのりは、かなり勉強が苦手で個別指導を受けていたり、忘れっぽいところがあったり遅刻が多かったりと、とにかくスケート以外何できないように表現されています。宿題が1人でできないことや高学年になっても九九を間違えてしまうなど勉強が苦手であることも分かります。
いのりが発達障害であると原作で書かれている訳ではありませんが、このいのりの特性は注意欠如・多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)に該当するため、いのりは発達障害なのではないかと言われるようになったのだと思われます。
しかしADHDは天才肌と言われることもあり、自分のこだわりを貫くことや過剰な集中力を持っている場合があることなどの特徴があります。いのりはスケートへの情熱が飛び抜けて強く、そこにかけるこだわりも集中力も天才的なものがあります。
いのりは人より勉強などの面で劣っていることもあるかもしれませんが、スケートという一点においては爆発的な能力を発揮する天才なのかもしれません。
結束いのりが中学生になるのは何巻何話?
司と出会って一緒にメダリストを目指しはじめた時、小学5年生だったいのりは9巻36話で中学生になります。フィギュアスケートにおいて、小学生はノービスというカテゴリーに属します。
いのりはノービスの日本一を決める大会に小学6年生で初めて出場し、優勝を目指しますが結果は4位に終わってしまいます。
学校生活において自分が人より劣っていると感じていたいのりは、自分が何かで1番を目指していいとは思えていませんでした。しかし大会に出場して4回転を飛んだことで周りから天才だと言われ、自分が1番を目指しても誰も変に思わないことに嬉しさを感じます。
その気持ちを聞いた司は、いのりにはちゃんと才能があると言った上で、誰かに期待されていなくてもメダリストを本気で目指していいのだといのりに伝えます。
その言葉で本当は1番になりたかったのだと気づき、悔しさで泣きながらももう負けないと決めて中学生からの部門であるジュニアでメ再びダリストを目指すのでした。
まとめ
今回は『メダリスト』について、いのりは4回転サルコウが飛べるのか、障害を持っているのか、中学生になるのはいつなのか、キャラ名は動物に由来しているのかなどをご紹介してきました。
主に主人公のいのりについてご紹介してきましたが、努力家でスケートに対するひたむきな姿勢がすごく応援したくなる女の子です。
他にも才能豊かで個性のあるキャラクターが多く登場します。またフィギュアスケートについて詳しく描かれていることや人生において大切なことなど、深いストーリーも魅力となっています。
『メダリスト』が気になった方はぜひアニメや漫画でチェックしてみてくださいね。
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