ある魔女が死ぬまでは小説投稿サイト「カクヨム」で2019年10月から2022年8月まで連載されていて、2025年4月よりテレビアニメの放送もされます。
メグが師匠のファウストから残り余命1年と告げられるところから始まり、喜びの涙を集めつ旅の中で様々な人と関りながら成長していくストーリーです。
今回はある魔女が死ぬまでのファウストは死亡してしまうのか、なぜメグに嘘をついたのかについて書いていきます。

ファウストがメグに余命を告げる
🪄ある魔女が死ぬまでの4コマ劇場🪄
— TVアニメ「ある魔女が死ぬまで」公式 (@arumajo_anime) April 3, 2025
TVアニメ「#ある魔女が死ぬまで」
本日よりもけお(@mokeooo)先生による
4コマ劇場の連載が決定🪄
「ある魔女が死ぬまでの4コマ劇場」
毎週各話放送後に公開していきますので
お楽しみください🦉
▼第1話はこちら!▼ pic.twitter.com/71ymCzyISf
ファウストは書斎にいたメグに突然「あんた、死ぬよ」と告げたのです。
死ぬ理由というのが病気などではなく、呪いでしかも1年後には死亡するとも言います。告げたファウストは世間話をするように何でもないような風に言っていたので、メグ自身も言われた言葉が信じられず「冗談は休み休み言ってくださいよ」と返します。
しかし、ファウストが神妙な顔で十八歳で発動する「死の宣告」だと言うので、冗談だと思っていたメグもまさか嘘をついているとは思わず本当の事なんだと思うようになりました。
メグは死なずファウストのついた嘘だった
メグはファウストが言った十八歳になると死ぬという言葉を受けて、助かるための手段である命の種を作るのに必要な喜びの感情から流す涙を千粒集める旅にでます。
そしてファウストに言われた余命を迎えるの前日に、姉のエルドラからファウストが言った余命宣告の呪いは嘘だったと聞かされます。そのことを聞いたメグの反応はずっと感じていた違和感を更に強くしていました。
というのも、メグにかかっている呪いについてファウストは詳しすぎるくらい知っているのに対し、始祖の魔導師であるベネットがほとんど知らないことやメグ自身が呪いの気配を感じられなかったからです。
呪いは存在しなかったと知ったメグは肩の荷が下りて、「希望の魔女」の称号を受け取りファウストの後任として新たな七賢人となりました。
ファウストはなぜ嘘をついた?
ファウストが言ったことが嘘だと分かるのは原作の「最終話 始まりの世界と希望の魔女」の第3節 お師匠様になります。
#ある魔女が死ぬまで 1話
— りょうガミ💎しぐなるわん4/29 (@Ryo0105at_kk) April 3, 2025
突如、1年の余命宣告を受けた魔女。命の種を生み出すために、嬉し涙を集める。分かり易くシンプルで面白そうな設定。
メグの推察力と魔法で人の心を暖める。彼女のキャラ性もいいね。
丁寧で分かり易い導入。継続決定。 pic.twitter.com/eisxb7AbwH
メグが呪いは嘘だったと知ることにとなったのは、ファウストの葬式も終わり、墓の前で改めて喜びの涙を集めようと考えた時に姉のエルドラがやってときです。その時にエルドラは見習いだった頃にメグと同じように「後一年で死ぬ」と告げられたと言います。
エルドラによるとファウストが告げる死の宣告は「卒業前の試練で、見習い魔女を巣立たせるための最後の試練」であるとのことです。メグはそのことを聞いた時にファウストが今までどれだけ自分のことを考えていてくれて愛してくれていたのか思い出します。
喜びの涙を集める旅の中で人生に迷いながらも多くの人と関わることで自分の世界も広がっていき成長していく様子を見ていると、呪いだと嘘をつくことでメグ自身の成長と魔女として大切なことを学ぶきっかけを作ったのだと思います。
ファウストは最期には死亡
永年の魔女と呼ばれるファウストですが命を落とすことになってしまいます。
星の核の完成式典でエルドラは過去の罪を償うために、自分の命を星の糧にすることを選びます。そして星の聖地の開門をする時に、エルドラは星の核に飲み込まれてしまいます。
人でない姿に変わっていく中でエルドラは「この世界ヲ滅ぼすわ」と言った直後、その場にいたファウストたちを襲ったのです。ベネットたちが倒れていく中でエルドラが攻撃を仕掛けようとすると背後からファウストが背後から抱きしめ聖域へ消えてしまいました。
メグが聖域に辿り着いた時にはファウストは重傷を負って樹にもたれかかっていたのです。メグはなんとかエルドラを飲み込んだ星の核を壊そうと向かい、何とか魔力を集約させ星の核を壊すことに成功します。
命の種を残したままエルドラの星の核を壊したことで、元の姿に戻る様子を見たメグはファウストのところに駆け寄りますが、どう見てももう長くはない状態でした。メグは命の種を持つファウストがなぜ死ぬのかと思っていたのですが、ファウストは「命の種は生きる意思を持つ者にだけ力を渡す」と言い、死を受け入れたことで効果がなくなってしまったのです。
メグとファウストがお互いの思いを確認し合ったところで最後の二粒が集まり、希望が宿った命の種が完成します。それを見たファウストは「成長したお前の魔法、私に見せてごらん」と言い、メグの魔法で世界に希望が溢れた直後に永遠の眠りにつくことになりました。
まとめ
ある魔女が死ぬまでのファウストは死亡してしまうのか、なぜメグに嘘をついたのかについてまとめてきました。
重いテーマでありながらもメグのポジティブさもあり重い気持ちにならず読めるとことも本作の魅力の一つです。丁寧なストーリーで情景も浮かぶとの感想もあり、アニメではどのように描かれるのか楽しみですね。
今回の記事の内容については原作の最後3話に描かれているので気になる方は是非読んでみてください。
