2025年の春アニメとして放送中の「ヴィジランテ」にはナックルダスターという、かつてはプロヒーローだった男が登場します。
ナックルダスターは自称“掃除屋”で、犯罪者に制裁をしていました。そんな最中、主人公・灰廻航一がチンピラに襲われている所に登場し、チンピラを制裁をした後、人手不足故に航一を無理矢理弟子にします。
そんな一応正義感のある人ですが、過去には自業自得で全てを失ったそうです。
そこで今回は、ナックルダスターの過去、家族について調べてみました。
ナックルダスターの正体は元プロヒーロー
オクロックもとい雄黒厳は仮免ヒーローだったのか。正式なライセンスを取らずにメディアに取り上げられるほど有名。なぜ仮免のままなのか?「ヒーロー活動が合法的に出来れば良い」という合理的考えで正式ライセンスを取らなかったと考えられる。#ヴィジランテ pic.twitter.com/CGgk3CH0xd
— ヒロアカ考察研究所 (@info77270929) November 13, 2020
ナックルダスターはプロヒーロー“オクロック”として活躍していた過去がある元プロヒーローです。そんなオクロックことナックルダスターの個性は“オーバークロック”で海外でも知られるほどの実力者でした。
その反面、家庭に対しては良い父親ではなく私生活を疎かにし、気がついたら妻子を失くしかけている状態まで陥ってしまいます。さらに、家族を失ったオクロックに追い打ちをかけるように”オーバークロック“までも失い、後悔と精神の崩壊で狂人となりました。
その後、無名の私刑人となり、贖罪をする日々を送っている中で本作の主人公・灰廻航一と出会います。
ナックルダスターの個性はオーバークロックでAFOに奪われた
個性“オーバークロック”はナックルダスターがかつてプロヒーローだった時にもっていました。オーバークロックは思考スピードを加速させる個性です。その個性を、ナックルダスターは家族と疎遠になった後に、AFOに盗まれ、全てを失います。
個性を盗んだAFOは、ヴィジランテにおける最凶最悪のラスボス“オール・フォー・ワン”だったようで、男性である以外の情報は不明であり、彼の個性「オール・フォー・ワン」で呼ばれているそうです。彼の個性であるオール・フォー・ワンはターゲットに直接触れることで、ターゲットの“個性”を奪い自身に移したり、自身が持っている“個性”を他人に移すことが出来る、数多ある個性の中でも異常な力を有しています。
つまり、彼はこの個性を使って、オクロックからオーバークロックを盗んだのでしょう。そして、盗まれた“オーバークロック”は、AFOが作った人工ヴィラン(人工生命体)のNo.6に移されたようです。
ナックルダスターの過去は最悪の父
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— みく@相互 (@kthgfty1) April 9, 2018
ナックルダスターはかつてはプロヒーロー・オクロックとして活躍していましたが、私生活ではただの悪い父親であり夫だったそうです。
ナックルダスターは、世間では実力者と名を知られ、犯罪対応専門家としても活躍し、名声に驕っていた反面、家庭内では亭主関白でした。また、娘である雄黒珠緒は亭主関白だったナックルダスターに行動などを束縛され、趣味も交流関係も断たされています。
そんな最低最悪の父親だったので、娘は出て行き、あとを追うように妻も病に倒れ、家庭は取り返しのつかないところまで堕ちていきました。
ナックルダスターの娘は雄黒珠緒で正体は蜂須賀九印
ナックルダスターの本名は雄黒巌で、彼には高校2年生の雄黒珠緒という娘がいました。
ですが、ナックルダスターの家庭での亭主関白はひどいもので、娘の行動などの自由を縛り、趣味であったギターや、友人を含む交流関係も断たせたそうです。そんなナックルダスターの言動に珠緒は一度訴えたものの聞いてもらえず、ナックルダスターに対しての怒りを増幅させていきます。
さらに、母と自分に強く当たることから嫌悪が増す一方でした。結果、珠緒はナックルダスターに拒絶の目を向けながら家を出ていきました。
その後、個性を寄生された珠緒は心身ともに歪まされ蜂須賀九印としてヴィラン側として活動するようになります。そして、ポップ☆ステップのファンでありながら、”女王蜂”という個性で蜂を操り、イベントをめちゃくちゃにしようとしたところで、実父のナックルダスターと戦う事になりました。
ナックルダスターのその後は?蜂須賀を取り戻せた?
ナックルダスターは家族が壊れたことを後悔しており、家出をしたっきりの娘を贖罪をしながら探していました。そして、ヴィランになった娘・雄黒珠緒をどうにか救おうとするのです。
雄黒珠緒こと蜂須賀九印の動きを読んでいたナックルダスターは、蜂須賀がめちゃくちゃにしようとしていたイベントに乗り込みます。一度は蜂須賀に追い詰められましたが、個性“女王蜂”への対応(スタンガン)を既に用意していたため、反撃をし、蜂須賀に重症を負わせました。
そして、珠緒は元々女王蜂の蜂に寄生され操られていた側でしたので、蜂の個性の影響で”女王蜂”の過度の使用によるショック死を防ぐため、ナックルダスターは珠緒の心臓を一度心停止させました。結果、蜂と左目の女王蜂の寄生を剥がすことに成功し、珠緒を救出することが出来たのです。
その後、珠緒は蘇生措置を行われたことで、本来の雄黒珠緒としての人格を取り戻していきます。運ばれた先の病院は母と同じ病院でしたが、集中治療室に運ばれた母は会える状態ではないそうで、寂しい想いを抱える珠緒にナックルダスターは
・・・だが大丈夫だ 珠緒。
心配は要らん。
俺がいる
とナックルダスターは親子関係の和解は難しくても、療養中の珠緒と過ごすため、灰廻航一達と離れることになりました。そして、航一たちを離れたとしても、ナックルダスターは香港で1人ヴィジランテの活動を続けているそうです。
まとめ
かつてはプロヒーローと名を馳せていたナックルダスターでした。しかし、自業自得とはいえ家庭の崩壊は相当なものだったのでしょう。
そんな彼が改心し、娘の珠緒を救う姿は珠緒にも伝わったのではないでしょうか。ナックルダスターと珠緒の親子関係が修復できると良いですね。