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鯨井令子の死因に正体はクローン!過去に鯨井ABとジルコニアン【九龍ジェネリックロマンス】

九龍ジェネリックロマンスは2025年4月からアニメがはじまり2025年8月には実写映画も決まりますます盛り上がっている作品です。

本作の舞台は香港に実在した九龍城砦がモデルとなっており近未来のような独特な世界観と主人公の鯨井令子と瓜二つの鯨井Bが出てくるなどストーリーの謎についても話題となっています。

今回の記事では主人公である鯨井Bの死因と正体、鯨井A、Bとジルコニアンの関係について書いていきます。

目次

鯨井令子の正体はクローンと鯨井AB

鯨井令子は本作の主人公で九龍城砦の不動産会社支社「旺来地產公司」に勤めています。鯨井令子の正体についてはクローンはのではとの予想がありました。というのも鯨井令子には過去の記憶や両親の記憶がないといった不可解なところがあり、本作ではこちらの鯨井を「鯨井A」と呼びます。

そして、工藤の婚約者であり鯨井令子に瓜二つで更にはホクロの位置までも同じ女性も登場し、こちらは楊明が勝手に「鯨井B」と名付けました。しかし、「鯨井B」は3年前に他界しており、第二九龍が取り壊される前日の8月31日に死亡したそうです。

単行本10巻で蛇沼は工藤に「九龍にいる鯨井令子は本物に近いがオリジナルではない」と言っています。更には「クローンではなくジェネリック(後発的な)な存在」とも言っており、クローンであるかどうか現時点でも不明です。クローンの可能性が低い理由として、「ホクロの位置までは再現されない」ということが挙げられるからです。

鯨井令子(鯨井A)の死因

鯨井令子の死因は7巻でオーバードーズによる自殺であると汪先生によって明らかになりましたが、具体的なことについては描かれていませんでした。しかし、10巻87話で令子が見た回想で死亡した時の様子が描かれています。

8月30日に工藤が令子にプロポーズをした夜、令子はベランダでタバコを吸いながら「これは臆病な私の最後の賭けよ」といって赤い薬を飲んで椅子に座ってだらりとしていたのです。

この時、令子が飲んだ錠剤については81話と84話で出てきます。その錠剤は約20年前に蛇沼製薬がカゼ薬として製造したが、副作用が発見されて製造中止となったものでした。84話で工藤に蛇沼の口から錠剤がメビウスであると語られ、製造中止になった理由が死人がでたからとも話しています。そしてこの錠剤が注目されたもう一つの理由が覚せい剤と同じような効果を得られることにありました。

このもう一つの効果から一部の人からは必要とされており、効果を得るために必要な服用量は個人差があったようです。なので、令子は工藤にプロポーズの返事を返すための勇気を出すためにメビウスを飲み、結果として必要以上の服薬をし死亡してしまったのだと思います。

鯨井令子とジルコニアン

ジルコニアンは九龍ジェネリックロマンスで重要なキーワードです。ジルコニアンについては9巻103話でユウロンが、「ジルコニアンは1から創るクローンではなく、再現したい姿の入れ物」と言っています。更に、「オリジナルとなった人物の記憶を移植しどんな容姿にもなれる」とも話していました。

鯨井Aは過去の記憶を一切持っていませんが、10巻以降では鯨井Bが工藤に関係したことの体験が頻繁に流れるようになってきて、鯨井Aは自分の記憶にある違和感に対して本当に自分の感情なのかと思っています。

鯨井Aと鯨井Bは見た目は瓜二つだけれど、性格などは違っており別人格であると考えられます。このことから考えられるのはジェネリックテラ計画によって作られたクローンである可能性が高い事です。そして、ユウロンの話から推測すると記憶を持っていないことからも鯨井Aは鯨井Bのジルコニアンの器として作られたのだと思われます。

鯨井令子の過去

鯨井令子の過去については現時点でほとんどわかっていません。主人公である鯨井Aは過去を覚えていないため不明であり、鯨井Bの過去については鯨井Aを通して追体験で分かるものや周囲の人たちから語られる人物像になります。

  • 工藤の先輩で2歳年上
  • 性格は姉御肌でクール
  • 不眠症を患っている
  • 「令子」や「令子さん」と呼ばれている
  • 工藤の婚約者
  • メビウスを服用して自死

現在、鯨井Bについて分かっていることは上記のことです。現在はストーリーも進み、鯨井Aがメガネを通して見る鯨井Bの体験も増えてきているので今後は過去のことも出てくると思います。これからの展開では鯨井Bがなぜ記憶を無くしているのかどうかも判明するかもしれませんね。

鯨井令子の記憶がないのはクローンだから?

作中でも最大の謎である鯨井Aが記憶を持っていないことについてですが、意図的である可能性もあります。というのも鯨井Aと鯨井Bでは生きることに対しての考え方や今を楽しむといったところに違いがあり、単なるクローンではないと言えると思います。

そして、鯨井Aは「絶対の私になりたい」と考えており、何かを隠していると思われる工藤も鯨井の過去について話していないのも複雑な感情を持ちながらも鯨井Aと鯨井Bが別人と認識しているので、アイデンティティを確立させるために記憶を持たせる必要がなかったのかもしれません。

クローンは存在を再構築させる技術であり再定義するのものでもあるので、ジェネリックと言われた鯨井Aは新たな鯨井令子として存在しているのだと思います。

まとめ

鯨井Bの死因と正体、鯨井A、Bとジルコニアンの関係についてまとめてきました。10巻でやっと鯨井Bの死因について詳しく描かれましたが、まだ鯨井の正体については判明していません。

SNS上でもこれまで登場した伏線や謎から考察がされており、本記事でも書いている鯨井の正体について様々な考えが見られます。ストーリーもこれからますます目が離せない展開となっていきますので注目していきたいですね。

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