小市民シリーズ2期で取り上げられる「冬期限定ボンボンショコラ事件」。小市民シリーズにおいて非常に重要な話がアニメ化されます。
そこで、今回の記事ではエーカンのエーコは衛生看護科の日坂祥太郎の姉であったこと、3年前のひき逃げ事件についても詳しく見ていきたいと思います！
3年前と現在のひき逃げ事件
小市民シリーズ第18話✨
— マジシャン ミサ (@magician_misa) May 24, 2025
大学入試を翌年に控えた12月…。
小佐内と歩いていた小鳩はひき逃げにあい、病院に搬送された💦
見舞いに来た堂島から小佐内の無事を聞くなど話をするうち、小鳩は中学時代、同じようにひき逃げにあった当時のクラスメイト、日坂祥太郎のことを思い出す✋ pic.twitter.com/41Yhy5Gwrv
今回の冬期限定ボンボンショコラ事件では、3年前と現在のひき逃げ事件が物語の重要な鍵になっています。小鳩くんは、高校3年生の冬、ひき逃げ事件に遭い入院することになりました。
その事件現場や犯人が逃げたところなどが、3年前日坂祥太郎という小鳩くんのクラスメイトがひき逃げされた事件によく似ていたのです。
日坂祥太郎くんを轢いた犯人を見つけるため、小鳩くんは無関係にも関わらず事件を解決しようと奔走します。その過程で、車に轢かれかけた少女、小山内さんと協力することになりました。
現在の小鳩くんが被害にあったひき逃げ事件でも、小山内さんは小鳩くんと一緒に現場にいました。入院していて動けない小鳩くんの代わりに小山内さんがかなり動いていました。
エーカンのエーコの話
3年前のひき逃げ事件で、日坂祥太郎くんの怪我の様子などから、かなり道路の端っこを歩いていたことを疑問に持ちます。
また日坂祥太郎くんや車に轢かれたことを目撃した後輩に話を聞きにいきますが、そこにもうひとり人間がいたことをはぐらかされていたのだと気付きます。
口止めされていたという後輩に話を聞き、そこに自転車を引いて日坂祥太郎くんと一緒に歩いていた女の子がいたこと、その制服が「黄葉高等学校」のものであると突き止めます。
同行者を探すために小鳩くんと小山内さんは、高校の前の掲示板に事件についての張り紙をするのです。そこに通りかかった女子高生たちが名前をあげたのが「エーカンのエーコ」でした。
エーカンのエーコは日坂祥太郎の姉の日坂英子で衛生看護科
『小市民シリーズ』第十八話ご視聴ありがとうございました！
— ラパントラック (@lapintrack) May 24, 2025
三年前の事件をきっかけに出会った小鳩くんと小佐内さん。
＜報い＞とは、一体何を意味しているのかー
第十八話「わたしたち本当に出会うべきだったのかな」から、総作監修正カットをご紹介✏️#小市民 #ラパントラック pic.twitter.com/RMmAjTFBAI
結局その場では「エーカンのエーコ」が巻き込まれた事件はバイクによるもので無関係だったと結論されますが、実は彼女が同行者でした。
そしてその正体が日坂祥太郎の姉の、日坂英子だったことが分かるのです。「エーカン」というのは、衛生看護科のことでした。
そして入院していた小鳩くんの世話をしてくれていたベリーショートの看護師さんも日坂英子であり、彼女は毎晩小鳩くんを睡眠薬で眠らせていました。
そして小鳩くんが他の看護師に会うことなく、名刺をつけていない自分を不審に思うことを防ぎたかったのです。小鳩くんが巻き込まれた現在のひき逃げの犯人は、日坂祥太郎の姉、日坂英子でした。
3年前の小鳩常悟朗は祥太郎と英子の仲を引き裂いた
日坂英子の犯行動機は、3年前の日坂祥太郎ひき逃げ事件がきっかけです。結果的に小鳩くんは、祥太郎と英子の仲を引き裂いてしまいました。
日坂英子が現場からいなくなったのは、日坂英子と日坂祥太郎が一緒にいるところがバレてはいけなかったからです。彼らの家庭環境は複雑でした。
彼らの両親は別居しており、姉弟が会うこともあまりよく思っていませんでした。そのため日坂姉弟は、学校の帰りに誰にも内緒で会っていたのです。
しかし小鳩くんらが高校の前に貼った張り紙によって、小鳩くんに電話をかけてきた父親は、その話から二人が一緒にいたことを知ってしまいます。それ以降日坂姉弟は会えなくなるのです。
英子は常悟朗を恨んでいた
この身振り手振りがさぁ、もう見てられないよ…。瓜野くん超えてる
— 久保(くぼっち)🇦🇶 (@kubo82425) May 24, 2025
#小市民 pic.twitter.com/P6GYonRdZo
日坂英子は、弟と会えなくしたきっかけを作った小鳩くんを恨んでいました。弟を襲ったひき逃げ事件から、3年経っても顔を忘れないくらい恨んでいました。
何も知らない部外者の小鳩くんが、自分が事件を解決するんだという自己満足で、家庭の事情を土足で踏み荒らしていったように感じたのです。
日坂英子は両親が恨みあっていて、姉弟が会うことすら許されないのも、今が単に悪いだけですぐ元通りになると希望を抱いて、それを信じていました。
しかし姉弟が会えなくなったことで、家族を立ち直す最後のチャンスがなくなってしまったと考えていました。それなのに何もなかったように、女の子と笑っていた小鳩くんが許せなかったのです。
まとめ
小市民シリーズ冬期限定ボンボンショコラ事件の犯人、日坂英子について見ていきました。
姉弟が会えないことは、小鳩くんのせいではなく両親のせいです。しかし自分が褒められたいと思って事件に首を突っ込んだこと、人が暴かれたくない秘密まで暴いてしまうことは、決して褒められた行為ではありませんでした。
3年前と今回のひき逃げ事件は、小市民シリーズにおいて小鳩常悟朗という人物のバックストーリーが明かされる非常に重要な事件だったのです。