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日坂祥太郎の自殺理由にひき逃げ犯人は永原匠真!小鳩常悟朗の過去三年前【小市民シリーズ冬期限定ボンボンショコラ事件】

米澤穂信による推理小説「小市民シリーズ」。2025年4月から始まっている2期では冬期限定ボンボンショコラ事件が取り上げられています。

今回は、日坂祥太郎の自殺理由、ひき逃げ犯人は永原匠真だったことなど小鳩常悟朗の3年前の過去について詳しく見ていきたいと思います!

目次

小鳩常悟朗の三年前の中学時代

小鳩常悟朗の3年前の中学時代はどのようなものだったのでしょうか。高校生になった現代の小鳩くんは、謎や推理からなるべく離れた「小市民」を目指していました

それは、彼の中学校時代があったからです。中学生の頃から、彼は自分が他の人よりも多くのことに気づき、周りの人を驚かせられることが分かっていました。

そのため謎があったら、自ら進んでそれに首を突っ込み、解決して注目を集める名探偵役を喜んで演じており、それに楽しみも見出していました。

しかし中学3年生のころに起こった事件によって、彼は自らの行いを恥、間違っていたのだと考えるようになります。そこから小山内さんと「小市民」になることを決めたのです。

日坂祥太郎のひき逃げ事件

小鳩くんたちが「小市民」を目指すきっかけになったのが、クラスメイトの日坂祥太郎が被害に遭った、車のひき逃げ事件でした。

日坂くんが事件に遭ったと聞き、小鳩くんは本人からの忠告も無視して犯人を捕まえようとします。その過程で、自身も車で轢かれそうになった小山内さんと協力することになります。

日坂の犯人を追う過程で、二つの疑問が生じました。ひとつは、犯行があった道は一本道だったにも関わらず、防犯カメラに映っているはずの犯人の車が映っていないことです。

ふたつめは、日坂と一緒にいたという同行者が名乗りあげないことでした。そしてその同行者のことを、日坂くんは後輩に根回ししてまで隠そうとしていたことも大きな疑問点でした。

常悟朗はひき逃げ事件の犯人と同行者探しをした

小鳩くんたちは、まず最初の謎だった犯行現場からいなくなった車を探そうとしましたが、それがどこにいったのか突き止めることはできませんでした。

そこで、日坂くんと一緒にいた同行者を探すことにしました。同行者ならばもっとしっかり犯人の顔や車を見ているかもしれないと考えたのです。

日坂くんの事故の瞬間を見たという後輩と制服取扱店に行き、同行者の女性が「黄葉高等学校」の生徒だということが分かりました。

高校の前に張り紙をすることで、小鳩くんたちは同行者からの連絡を待つことにしました。それで大きな成果はありませんでしたが、この行動が現在小鳩くんを襲ったひき逃げ事件の犯人の動機につながってしまうことになります。

日坂祥太郎が自殺を図った理由

小鳩くんがひき逃げされた事件と3年前の日坂祥太郎がひき逃げされた事件がよく似ていたことから、小鳩くんは日坂くんを思い出し、彼に謝りたいという気持ちを健吾に漏らしました。

それを聞いた健吾は、それは残念だったと言います。健吾は、先輩から日坂くんが自殺をしたという噂を聞いていました。実際彼はバトミントンの有力な選手でしたが、小山内さんが調べたところ過去3年間、日坂祥太郎という選手は出場していませんでした。

しかし物語の終盤、日坂祥太郎が姿を現しました。彼は生きていましたが、自殺未遂をしたことは本当でした。小鳩くんのせいではなく身内に犯罪者が出て、人間関係に悩むようになったと言います。小鳩くんにさまざまな葛藤があったように日坂くんも、多くの悩みや葛藤を抱えながら生きてきたのでしょう。

日坂祥太郎のひき逃げ犯人はコンビニ店員の永原匠真

3年前、小鳩くんたちは日坂祥太郎をひき逃げした犯人を捕まえようとしましたが、結局彼らの手で捕まえることはできませんでした。

警察が捕まえ、新聞に出た犯人は21歳のアルバイト、永原匠真という男でした。彼は防犯カメラがついていたコンビニで店員としてアルバイトをしていたのです。

日坂くんを轢いた車は、コンビニの前を通って逃走するしかありませんでした。つまりカメラに映っていなかったということは、ありえないことだったのです。

それを可能にしたのは、カメラに自由に細工を行える人物、つまりコンビニの店員しかいませんでした。結局3年前の事件で、小鳩くんたちは何も真相に辿り着けることがなかったのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「小市民シリーズ冬期限定ボンボンショコラ事件」について見ていきました。

3年前の小鳩くんは、謎に対しておもしろ半分といった気持ちで取り組んでいましたが、ひき逃げ事件とその結末をきっかけで「小市民」になろうとします。冬期限定ボンボンショコラ事件では、小鳩くんの重大な過去が明かされました。

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