「次に来るマンガ大賞2024」にて1位を獲得した漫画『メダリスト』のアニメが絶賛放送中です。フィギュアスケートを題材としたスポーツ漫画で、つるまいかだ先生により『月刊アフタヌーン』で連載されています。
本作には、元フィギュアスケート選手でオリンピック金メダリストの夜鷹純というキャラクターが登場します。飛び抜けた実力を持ちながら20歳という若さで引退した謎多き人物です。
今回は『メダリスト』に登場する夜鷹純について、身長や年齢、モデルとなった人物、いのりからタオルを借りたエピソードなどをご紹介していきます。
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夜鷹純の身長年齢
かつては世界に名を馳せたフィギュアスケート選手であった夜鷹は、20歳の時に突如引退しフィギャスケートの世界から姿を消してしまいました。夜鷹についてはまだ分からないことが多くあります。
そんな謎の多い人物ですが、身長などの簡単なプロフィールは明かされています。身長は176cmで、身長が低い方が有利とされているフィギュアスケート界では高身長のようです。
誕生日は12月30日で、年齢は明かされていませんが30歳以上であることは分かります。本作の主人公・結束いのりのコーチをしている明浦路司は、14歳の時に見たオリンピックでの夜鷹の姿に憧れてフィギュアスケートの世界へ足を踏み入れました。
オリンピックには15歳以上が出場できるため、当時の夜鷹は15歳以上であり、司より1歳以上は年上ということになります。
また20歳で引退してから十数年してから光のコーチとなり、それから5年が経過しているので35歳以上ということになりますね。
夜鷹純の実績
夜鷹は本作のフィギュアスケート界で天才選手として知られ、出場した大会では全て金メダルを獲得したなどの実績があります。選手としての期間は短いですが、その間の活躍は数々の伝説を残しました。
フィギュアスケートには9歳〜12歳までの年齢はノービスというカテゴリーに分けられ、7月1日の時点で11歳〜12歳の場合はノービスA、9歳〜10歳はノービスBとされます。
夜鷹はノービスB時代に3回転ルッツ+3回転ループ、トリプルアクセルという難しいジャンプを習得しました。さらにノービス時代で4回ある大会のうち全てで優勝しており、この記録は夜鷹のみが持っています。
これだけの実力を持つ秘密は、夜鷹の持つ高い空間把握能力にあります。夜鷹はその能力によりコーチがいなくても自分に足りないものが何かを見つけることができ、1人でも技術を磨いていくことができたのでした。
夜鷹純のモデルは羽生結弦?
夜鷹純のモデルは羽生結弦さんだという噂が出ていますが、作者のつるまいかだ先生は作中のキャラクターにモデルはいないと公言しており、この噂は誤りということになります。
夜鷹が残したオリンピック金メダルなどの数々の実績や、スケートに対するストイックな姿勢などが羽生結弦さんと重なる部分があったことで噂が出たようです。
羽生結弦さんが柔らかい雰囲気を持っていたり人前でも笑顔を見せたりするのに対して、夜鷹は常に無表情で冷たい雰囲気があり、かなり荒々しい性格が伺えます。
性格面ではかなり違いがあると思われるので、作者が公言しているように夜鷹にモデルはおらず、あくまでオリジナルで作られたキャラクターということです。
結束いのりは女版夜鷹純?
主人公のいのりはスケートリンクへの異様な執着心が夜鷹と重なるところがあり、その執着からスケートの成長速度もかなり速いため、女版の夜鷹純だと言われています。
夜鷹が影ながらコーチをしている天才少女の光もスケートに対するストイックさなどで夜鷹に似ていると言われています。しかし光自身はリンクに執着するいのりを見て、本当に似ているのはいのりの方だと感じていました。
夜鷹は幼少期からスケートをしており、価値観がスケートを基準としたものとなっていて、かつて夜鷹のライバルだった鴗鳥慎一郎からは氷の世界以外での生き方を知らないと言われています。
いのりは学校生活などでは馴染むことができず、自分の存在表明ができるのは氷の上だけだと感じています。夜鷹も天才と言われずっとスケートの世界で生きてきて、氷の上でしか自分に価値を見出せないのではないかと思います。
そのためいのりと夜鷹の2人は、スケートリンクに異常なまでに執着しているのです。この共通点がいのりが夜鷹純だと言われている要因です。
夜鷹純がずっといのりのタオルを借りパクしている?
夜鷹純は原作漫画2巻第6話にて、階段から落ちそうになったいのりを庇っていのりの下敷きになり気絶してしまいました。特に怪我もなく無事でしたが、気を失っている夜鷹が死んでしまったかもしれないと焦ったいのりは、持っていた自分の麦茶を夜鷹の顔面にかけます。
ずぶ濡れになってしまったため、いのりが持っていたタオルを貸します。濡れた頭を拭いた後、特に返す描写はありませんでした。
8巻ではそのまま自分のもののように私生活で使っている様子が描かれています。いのりと大会に来ていた司が振り付け師のレオニード・ソロキンに出会い、レオニードは突然友達を紹介すると言って夜鷹にビデオ電話をかけます。そこで画面に映ったのはお風呂上がりの夜鷹で、当たり前のようにいのりから借りたタオルで頭を拭いていたのでした。
借りても返すことなく、むしろ自分のものかのように使っている様子はまさに借りパクです。しかしスケート以外に関心がない夜鷹であれば借りたことも忘れている可能性がありますね。
まとめ
今回は『メダリスト』に登場する夜鷹純について、身長や年齢、モデルとなった人物、いのりからタオルを借りたエピソードなどをご紹介してきました。
いのりや司に対して辛辣な言葉をかける冷たい性格のキャラクターですが、司がスケート始めるきっかけとなっていたり、光のコーチでありいのりと対のような存在であったりと、物語に欠かせない重要な人物です。
今後のストーリーにどう関わっていくのか気になります。気になった方は『メダリスト』をぜひ見てみてください。
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