非合法ヒーローたちが活動する自警団、そこには未来でヒーロー殺しになる男もいたそうです。
その名もスタンダール。
彼は、彼なりの正義で自警活動をしていました。しかし、ある事がきっかけでヒーロー殺しになったのです。そのヒーロー殺しが、“僕のヒーローアカデミア”に登場するステインでした。
今回は、スタンダールについてステインになった経緯などを調べてみました。

ヴィジランテに登場した自警団活動のスタンダール
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— 「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」アニメ公式 毎週月曜23時から放送中! (@vigilante_mha) May 5, 2025
TVアニメ『#ヴィジランテ』
第5話 キャラクター紹介
\\#スタンダール (CV. #井上剛)
"個性":???
どこか見覚えのある長い舌…
自らを"お節介焼き"と称し、
コーイチのヴィジランテ活動に共感を示すが…
🔽その他キャラクター情報https://t.co/SXGE9ZFliT#ヒロアカ #MHAvigilantes #mha pic.twitter.com/Xk9FxbH7Hb
ヴィジランテに登場するスタンダールは、主人公・灰廻航一と同じ自警団活動(非合法ヒーローによる活動)をしていました。彼なりの正義の下で、自警活動をしていましたが、彼の思想は行き過ぎていたようです。
彼は、自身が悪だと、罪だと判断した場合、容赦なく殺害対象としていました。
その対象には、突発性ヴィランという個性を極端化し、ヴィラン化させる薬物・トリガーを摂取させられヴィラン化した“一般人”も含まれていました。突発性ヴィランは元が一般人なため、ヴィランとはわけが違うのですが、スタンダールは一括りにヴィランとまとめ、行き過ぎた正義感の下で彼らをも粛清します。「信念なく”力“を振るうこと それを罪といい 罪が容貌を成した者 これを敵と言う 俺はただ一刀の下 貴様という罪を断つ」
スタンダールの正体はステイン
スタンダールは「僕のヒーローアカデミア」に登場する”ヒーロー殺し“のステインと言われています。
本作ヴィジランテは”僕のヒーローアカデミア“の数年前を描いたスピンオフ作品ですので、登場したスタンダールは、過去のステインということになります。
過去のステイン(スタンダール)は、主人公・灰廻航一の志を共感するなど、多少なりとも彼なりの正義感のあるキャラクターでした。しかし、ナックルダスターとの戦闘、敗北が彼に影響を与えて、苛烈な独善的正義感をさらに歪ませ”僕のヒーローアカデミア“のステインになったそうです。
ちなみにスタンダールの声優は、ステインの時と同じ井上剛さんが担当されます。声優さんが同じなので時期の違うスタンダールとステインの違いが見られるかもしれませんね。
ナックルダスターとの戦闘でステインになった?
スタンダール…手前勝手な正義感が暴走して柔軟な処断が出来ないタイプのヴィジランテか…しかし正義は正義、クロウラーたちがどう対応するのかが見どころですね #ヴィジランテ #MHAvigilantes pic.twitter.com/z1arw0rwqR
— ガタリノフ (@GATARI03) May 5, 2025
スタンダールの戦闘スタイルは、一言でいうと忍者のようなものでした。雰囲気も服装も同一人物とは思えないほどの違いがありました。ですが、ステインの根っこにあるものはスタンダールとそう遠くないものだと考えられます。
スタンダールであった時、彼は彼なりの行き過ぎた正義感で、彼の思う悪、罪を排除してきました。
しかし、彼にとっての排除の対象者を灰廻航一が助けようとし、さらにナックルダスターも乱入したことで、彼は排除も叶わないまま敗北します。その時、自警団が排除対象を守った事実、ナックルダスターに「成りきり」と言われたことが、ステインの信念を形成することになったのです。
スタンダールは、自身の鼻を削ぎ落とすことで覚悟を決め、偽物のヒーローを排除するヒーロー殺し・ステインになりました。
ステインになった彼は自身の事を、個性を使って欲望を満たすために人々に害を与えるヴィランではないと思っています。事実、そんな彼の自負はデータとして明らかになっており、ステインのいた町などでは犯罪発生率が低いことが分かっているそうです。また、スタンダールの時は悪だと、罪だと自身が認めていたら独断で判断し排除していたのが、可能性のある相手には必要以上に追撃をしていません。
スタンダールだったステインは、所謂ダークヒーローのようなものになったのです。
ヴィジランテではスタンダールが度々登場する?
スタンダールはヴィジランテに数話登場し、初登場は漫画2巻の9話です。
街中で暴れまわる岩甲昌を捕まえようとしている灰廻航一とポップ☆ステップでしたが、ピンチになった航一の前に助けに入ったのがスタンダールでした。「俺は“スタンダール” 君と同じお節介焼きだ」
10話では、航一の知り合いであるソーガ君が所謂突発性ヴィランとなり、その場に来たスタンダールに悪だと判断され攻撃を受けます。その場に駆け付けた航一によって、ソーガ君と航一はその場を離れますが、その行動がなおスタンダールの苛烈な正義感を刺激しました。「たとえ 善行より発する行動であれ 悪に与する者は やはり悪…ということか」個性“凝血”によって航一の動きを止めたスタンダールの元に、次はナックルダスターが乱入します。
そして、11話で乱入したナックルダスターに突っ込みますが、顔面パンチでほぼダウンし、多少の反撃後その場を去りました。ナックルダスターのパンチにより鼻がもげたのでしょう、その鼻を覚悟と言い自身で削ぎ落し、“僕のヒーローアカデミア”のステインの道に進んでいきました。
まとめ
スタンダールの行き過ぎた独善的な正義感は、対象が変わって“僕のヒーローアカデミア”のステインに受け継がれているようでした。
どちらの彼もただ彼の思う悪を排除し、良い世界を作りたかっただけなのではと考えてしまいます。
ヴィジランテでの登場回は少ない方ですが、アニメで“僕のヒーローアカデミア”で見られたステインとは違った彼が見られるのではないでしょうか。
