2025年4月18日に公開される、劇場版名探偵コナン「隻眼の残像」。28作目となる今回の映画で重視したい登場人物は大和勘助警部です。
今回は、大和勘助の隻眼理由と目の傷がライフルで撃たれたこと、そして巻き込まれた八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事故を中心に、名探偵コナン劇場最新作「隻眼の残像」について考察していきます。

隻眼の残像では大和勘助がキーパーソン
隻眼の残像では、長野県警の大和勘助がキーパーソンとなります。今までの27作品の中で、長野県警が中心になるのは初めてのことです。
大和勘助警部の初登場は、原作漫画59巻「百足」の話です。長野県で起こった虎田家と龍尾家の事件の担当をすることになり、コナンたちの前に現れます。コナンの世界で、警察はあまり頼りにならない印象がありますが、長野県警は皆頼りになる大人ばかりです。
劇場版への出演は、「漆黒の追跡者」でも少しの時間登場していますが、ここまで主役級に活躍するのは初めてなので、とても期待できますね。
同じ長野県警の上原由衣刑事と諸伏高明警部も出演するので、3人の活躍が今からでも楽しみです。「ゼロの執行人」のときに安室さんのファンが急増したように今回の映画で大和勘助ファンが急増するのは間違いありません。
八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事故とは
八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事故とは、隻眼の残像で初めて明かされる事故ですが、原作でもそれを匂わせるような発言がありました。
それは原作漫画59巻です。同じく長野県警で大和勘助の幼馴染みだった上原由衣が大和勘助に言った言葉です。上原由衣はもともと警察でしたが、コナンたちと初めて会った時は警察をやめている状態でした。
それは大和勘助が亡くなったと勘違いしていたからです。この事件をきっかけに上原由衣は警察に戻り、大和勘助と行動をともにするようになりますが、どうして大和勘助が死んだと思っていたのか詳細は語られませんでした。
それが今回の映画で明かされる八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事故です。大和勘助が事件の捜査で「ある男」を追っていた際に雪崩に巻き込まれ、その後のことが分からなくなってしまったのです。
大和勘助の隻眼理由と目の傷はライフル
大和勘助は、隻眼で片方の目には傷があり、杖をついて生活しています。その様子や口調が悪いことからも原作登場当初は、悪役だと思われていたこともありました。
そもそもコナンの中で隻眼の人物に要注意する必要があります。それは黒の組織のナンバー2「ラム」の正体かもしれないと考えられてきたからです。
かつて組織の一員だった灰原哀が聞いたことのある噂によるとラムの正体は「屈強な大男」「女のような男」「年老いた老人」などさまざまな要因がありました。その中でも「片方の目が見えない」というのは、1番有力だったものです。
大和勘助が隻眼で杖をついており、屈強で老人のように見えるときもある、というのはラムかもしれないとコナンや読者にミスリードするためかと思われていましたが、今回の映画で大和勘助が隻眼になった理由は、八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事故によるもので、目の傷は犯人にライフルで撃たれたからだと判明しました。
大和勘助は雪崩により行方不明に
大和勘助は雪崩により行方不明になっています。以前、「沈黙の15分」でも映画で雪山が舞台だったことがありました。コナンファンならあの映画で、雪崩の怖さを十分に知っていると思います。
大和勘助は、八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事故で犯人によるライフル発射によって起きた雪崩に巻き込まれ、行方不明になりました。
幼馴染みで、おそらくそれ以上の気持ちも持っている上原由衣は、雪崩によって行方不明になった大和勘助が死んだと思い、虎田家と結婚しました。
同じく幼馴染みだった諸伏高明は彼の追っていた事件をかなり強引に押し進め、病院にいた大和勘助と再会することができ、一見落着かと思われていました。
後に発見され刑事に戻る
このようにして大和勘助は雪崩から発見され、刑事に戻ることになります。上原由衣とも風林火山の事件で再会し、その事件で夫を亡くしたこともあり、刑事に戻っています。
彼らが物語に登場する前にすでに終わったと思われていた事件でしたが、今回の映画では、まだそれが終わっていなかったことが明かされました。
八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事故の事件ファイルに、毛利小五郎の名前があったことからコナンたちもその事件を追うことになります。どのような事件になり、そしてどんな結末を迎えるのか今から楽しみですね。
大和勘助も注目したいですが、諸伏高明と安室透が出演することからも、弟である諸伏景光のことや原作でも明かされていない新しい事実が判明するかもしれません。映画公開が待ちきれないですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、「隻眼の残像」で描かれる、大和勘助のことや八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事故などについて現在分かっている情報を見ていきました。
ラムだと思わせるための容姿だと思っていましたが大和勘助の隻眼にも大きな意味があり、ここにきて明かされると言うのは映画発表の時点で驚きが止まりません。青山剛昌先生が原作59巻の時点でここまで考えていたのなら、本当に伏線回収がすごい作品だと再認識できました。
また、映画で事件の真相が明かされることはもちろんですが、いい関係だった上原由衣と大和勘助の恋愛が発展するかもしれません。ここにも期待していきたいですね!
