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インコマンとインコ大王正体に怖い!包丁やモデルは鈴木敏夫【セキセイインコ/君たちはどう生きるか】

宮崎駿監督が送る『君たちはどう生きるか』。10年ぶりの新作ということでも、日本映画初のアニメ映画賞の連続受賞ということでも大注目された作品です。

今回の記事では、インコマンやインコ大王に着目して、正体や包丁が怖いと言われていること、モデルは鈴木敏夫であることなど見ていきたいと思います!

目次

インコマンの正体

『君たちはどう生きるか』では、多くのインコたちが登場します。なぜ人間ではなくインコを描いているのか、インコマンの正体は何なのでしょうか。

主人公の眞人は、現実世界から「下の世界」に迷い込んでしまいます。その下の世界の住民がインコたちでした。本物のインコではなく日本語を話すインコです。

これらのインコマンは、主にオレンジ、イエロー、グリーン、スカイブルーの4つのタイプにわかれており、インコ大王とは別であることが一目で分かります。

インコマンは、決められた意見に対し、それに従う大衆を表していると考えられます。またインコマンのモデルになったのは、スタジオジブリのスタッフたちだそうです。

インコマンが怖い!包丁も

そんなインコマンですが、「怖い」と思ってしまう人もいるようです。特に注目されているのは、インコマンが包丁を研ぐシーンです。

眞人が捕まり、料理人のインコマンが包丁を持って眞人にウインクします。しかしこれはファンから「ファンサ」と呼ばれ可愛がられている印象でした。

どちらかというと、この作品を見ていない人がジブリパークなどに行った際に包丁を持っているインコマンの姿を見て、こんな危険な動物が出てくるのか!と怖がっている人が多い印象でした。

ジブリのスタッフは、インコマンを『となりのトトロ』のトトロと同じような構図で書くように意識しているそうです。目が離れているところなど、人に焦点が合わないような工夫があります。

インコマンのグッツやLINEスタンプも発売されており、『君たちはどう生きるか』の中でも重要なキャラクターです。トトロのように長年愛されるキャラクターになるでしょう。

インコ大王の正体とモデルは鈴木敏夫

下の世界では、インコマンとは別に「インコ大王」という存在がいます。正体とモデルがプロデューサーの鈴木敏夫さんであることなどを見ていきましょう。

インコ大王は、多くのインコマンたちを従えている下の世界の頂点のような存在です。インコマンたちは増えすぎて食糧難に陥ったり「自分で考える力」をなくしている状態でした。インコ大王は、そんなインコマンたちを率いるカリスマのような存在でした。

『君たちはどう生きるか』には、ただの物語ではなく宮崎駿監督の怒りにも似た強い想いが込められています。そのため、物語の重要な鍵を握る人物は、誰かの姿を表していると考えるのが自然でしょう。

インコ大王は鈴木敏夫であり、宮崎駿が天才で孤立している大叔父を示しているのではないでしょうか。またインコ王国こそが宮崎駿で、そこに寄生しているのがジブリだという意見もありました。

インコ大王は最後どうなる?

インコ大王は、最終的にどうなるのでしょうか。インコマンたちを率いて、インコ王国を守ってきたインコ大王ですが、最後に国を壊してしまいます。

大伯父は、眞人に自分の役割を継いでほしいと考えていました。大伯父は悪意のない石を積み上げて自分の平和な国を作ってきたのです。それは悪意のないものにしかできないと言われていました。

しかし眞人はこれを拒否します。それを聞いていたインコ大王は、そんな積み木に自分たちの命運が任されていることを知り、自らの手でそれを壊します

どの道、眞人が石を積んで自分の世界を作ることを拒否したため、インコ王国はもう保たないのかもしれませんが、インコ大王が自ら剣で切ったところが、組織のために動く鈴木敏夫がモデルだと言われている所以だと思います。

インコマンは異世界から現実世界に行くとセキセイインコになる

『君たちはどう生きるか』では下の世界と現実世界を行き来するのですが、インコマンは異世界から現実世界に行くとセキセイインコになっています

そもそもインコマンたちは、大伯父が持ち込んだセキセイインコがインコマンになっています。そのため現実世界ではセキセイインコなのでしょう。

インコ王国は、もともと賢いインコたちがいましたが、インコが増えすぎてしまったことでさまざまな問題を抱えるようになりました。

最終的にインコマンは、上の決定に逆らわない意志を持たないインコになってしまっています。大伯父がセキセイインコを大量に持ち込んだことは失敗だったと言えるでしょう。

まとめ

今回は、『君たちはどう生きるか』のインコマンやインコ大王の正体について見ていきました。

インコ大王のモデルは鈴木敏夫なのではないかと考えられますが、鈴木敏夫本人は、宮崎駿であると考えています。さまざまな解釈ができる作品であると思うので、ぜひ何を表しているのか考察してみてください!

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