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夏子(ナツコ)の大嫌いになぜ産屋?再婚タバコに久子と双子?【君たちはどう生きるか 】

「君たちはどう生きるか」金曜ロードショー(5/2)に放送される予定です。

本作は主人公の眞人が、行方不明になった義母を異世界に探しに行く内容も含まれています。その義母というのが、夏子です。夏子は眞人の義母でもありますが、眞人の実の母の妹と現代では複雑な位置にいる家族・親族でもありました。

そんな夏子は眞人と上手くいかなかったり、異世界で出産を試みようとしたり、何かと夏子の言動に関しては気になってしまうところがあります。

そこで今回は、夏子と眞人との関係、異世界での出産などについて調べてみました。

目次

夏子はなぜ眞人に大嫌いと言った?

眞人の生みの母は亡くなっており、亡き母の妹・夏子が次の母親になりました。そんな義母になった夏子は眞人に「大嫌い」と言ったシーンがあります。

行方不明になった夏子を異世界へと探しに行った眞人でしたが、やっと見つけた夏子に再会して早々に

あなた なぜこんなところに来たの? 帰りなさい

あなたなんか大嫌い!

と言い放たれてしまいました。そして、眞人はやっと夏子を“お母さん”と呼んだのです。

そもそも眞人自身も、夏子から距離を取る等、冷たく接している部分が描かれていました。眞人の夏子に対する態度は母を亡くした悲しみと、新しい母を受け入れられないといった心情から来るものだと思われます。

ですので、妊娠による情緒不安定な部分や、まだ叔母と甥の関係から抜け出せてない、眞人から距離を取られている現状から、つい言ってしまった「大嫌い」だったのかもしれません。

また、他の視聴者の考察では塔という危険な場所から一刻も早く眞人を遠ざけるために、「大嫌い」と言うことで眞人に完全に嫌われ見捨てられ、眞人が自分を置いて助かることが一番だと考えた結果という考察もあるようです。

このシーンに関しては、見た人によって受け取り方が違うかもしれませんが、夏子と眞人の関係が親戚から親子に近づいたきっかけだったことは間違いないでしょう。

夏子はなぜ異世界の産屋で子供を産もうとした?

夏子は異世界の石の産屋で、自身の出産を待っていました

夏子は、眞人の母になれるよう、距離を縮めようとしましたが、対する眞人は新しい生活も夏子も受け入れられず、妊娠して精神面が不安定な夏子に対しても冷たい態度で接していました。また、自分の存在が少なからず眞人の自傷行為に繋げたとも感じていたようです。

ですので、眞人から離れることが、眞人や眞人を残した姉のためだと思い、1人で出産することにしたのではないかと考えられます。その結果、塔に迷い込み、塔の中=異世界の産屋で出産を待っていたのではないでしょうか。

そもそも“産屋”とは、出産のけがれを忌んで、別に建てた出産のための家です。出産は女性がする事であり、産屋はけがれを隔離するための家ですので、他の人が立ち入ることは禁忌とされています。

また、出産をけがれと言った時代や、男子が出産にとって汚れであった時代があったようですので、男子禁制でもある場所でした。つまり、眞人が立ち入ることも本来はいけない事でした。そういった意味でも、眞人が来る来ない関係なく、夏子は現状や眞人から離れ、一人になりたかったのかもしれません。

夏子のタバコについて

現実世界での夏子の部屋にはたばこの箱があり、たったの2本しか残っていなかったようです。

妊婦にとってたばこを吸う事は、たばこに含まれる一酸化炭素などの有害物質が胎児の成長を阻害、出産のリスクを高めると非常にお勧めできない行為であり、たとえ生まれてきても何らかの障害を持ってしまうかもしれません。ですので、さすがに夏子は吸っていないでしょう。

しかし、出産を控えているのにもかかわらず、塔に迷い込んでしまったり、塔(産屋)から出ることを拒んだりと、本当に産みたいのか、死産でも望んでいるのかと思われる行動も少なからず起こしています。

ですので、眞人から受け入れられないこと等を含んだ不安に思ってしまう要素から、出産をそこまで望んでおらず喫煙をしてしまったというのも考えられなくはないです。

ただ、作中でたばこと吸うのはキリコと、おじいさんの2人だけですので、実際には置いてあっただけかもしれません。

夏子は久子と双子?

夏子と久子は、眞人と勝一(眞人の父)の疎開先にあるお屋敷のお嬢様たちでした。

そんな夏子と久子は実の子である眞人が避けてしまうほど似ていたようで双子かもしれないと疑問に思われていました。また、担当されていた声優さんが同じ“木村文乃”さんという事もあり、より双子説が高まったのでしょう。

夏子の年齢は30代から40代と設定はされているようです。そして、再婚相手である勝一は37歳で、眞人は既に11歳に達しています。

時代的に平均出産年齢は、第一子が23,24歳頃、末子は29歳頃だったそうです。ですので、出産を控えている夏子が40歳近いことは無いかもしれません。

もし、久子が眞人を24歳ぐらいで出産していると、亡くなった年は34、35ぐらいで、勝一との年齢差もおかしくはないです。そして、久子よりも年の若い夏子が、30歳前後で出産を控えているのも、時代的にはまだ範囲内といったところでしょう。ですので、もし同じぐらいの時期に35歳ぐらいと、30歳前後であるとするならば、夏子と久子の年齢差は5歳ほどで、双子という事はないのではと考えられます。

ただ、二人の年齢は明記されていませんし、実際に同じ声優さんが担当されていたこともありますので、双子だという可能性も捨てきれません。

夏子はなぜ再婚した?

眞人の生みの母は、入院していた病院が火事に遭い亡くなってしまいます。そして、眞人の父と再婚し、眞人の新しい母親になったのが田舎に住む夏子でした。

夏子の家は有力者であり、お屋敷も立派で、お手伝いさんもいます。そこに眞人と疎開し、夏子と一緒になるという事は、勝一は婿養子になったと思われます。

この再婚について、今の時代で考えると気持ち悪いと思われますが、時代的に当時は亡き妻の妹と再婚することは普通にあったことだそうです。また、宮崎監督もこれについてはコメントを残しているようなので、二人の再婚は時代的な理由からでした。

時代的にも後継ぎの事や、家柄の事もあったと思われますので、二人の再婚は現代では受け入れられにくいだけで、当時では家の繁栄の為によくある話だったのです。

ただ、久子の死、疎開、夏子の妊娠の間が短く感じてしまうので、浮気の延長での再婚も考えられました。これも今の時代の考えから見ると、人によっては引くような流れの速さですが、やはり当時の環境、考え方からしたら、無くはない事だったのでしょう。ですので、どちらとも言えないというのが真実かもしれません。

まとめ

亡くなった久子についても残念ですが、姉の子の母になる夏子も大変ですね。

眞人は既に10歳を超えているので、自我も思想もしっかりしてきています。ですので、余計に二人の距離がもどかしく、切なくなってしまいます。

しかし、のちに眞人も夏子を“お母さん”と認めたことは見ていた側からしたら喜ばしい事です。

ある程度夏子に関してはまとめてありますが、実際に二人の仲の変化を放送で追ってみてはいかがでしょうか。

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