恋愛アドベンチャーゲームであり、2025年4月からアニメ放送も始まっている『Summer Pockets』。
通称『サマポケ』に登場する久島鴎の正体や、死んでるのか生きているのか、スーツケースにひげ猫団と10年前の海賊船についても詳しく見ていきたいと思います!

久島鴎の正体は既に死んでる?
鴎@男木島🐦#サマポケ #サマポケアニメ pic.twitter.com/DTOoxZfMDA
— 護摩所あすか/天色ダイアリー⑳巻配信中 (@gomashoasuka) April 21, 2025
久島鴎(くしま かもめ)は、鳥白島に夏の間滞在するために来た女の子で、「宝の地図」だという古い地図を持ち歩いており、10年前に隠した宝物を探しています。
他のルートとは違い、鴎は恋愛要素が少なく、謎が残る結末を迎えました。その大きな謎は、鴎は既に死んでいたのかということです。
意識が遠ざかっている描写など、彼女がもう死んでいたのではという可能性を示唆する展開となっていますが、公式から具体的に答えが出ているわけではありません。
それにより、プレイヤーはより物語に入り込み、想像することで余韻を感じられるようになっています。個人の解釈に委ねられていますが、おそらく久島鴎は既に死んでいると考えることができます。
久島鴎のスーツケースと七影蝶
久島鴎は島にきた際もスーツケースを持ってきており、かなり思い入れがあることが伺えます。父親から譲り受けたもので、鴎のスーツケースとしてグッツ展開されるほどにはアイデンティティーです。
また七影蝶にも大きな意味があります。七影蝶は人の想い、特に未練などの存在です。最後のシーンで鴎のスーツケースに七影蝶がとまり、その後スーツケースと一緒になくなったことがありました。
これはつまり久島鴎自身が、七影蝶だったのではないかと示唆しているのではないでしょうか。鴎の想いが七影蝶として島にきていたのです。
この説が正しければ、鴎は病によって行きたかった鳥白島に、行くことができない未練が七影蝶となって、私たちの前に現れていたことになります。
10年前のサマーキャンプとひげ猫団!タカは羽依里じゃない?
鴎おめでとう!君と一緒ならどこへでも行ける♫鴎を知ってからより遠出や旅行が好きになった気がする(^O^)
— ビース (@Blast003) April 3, 2021
こんなご時世だけど、鴎のようにこれからも冒険心を持って遠出したい(*゚▽゚*)
ひげ猫団しゅっぱーつ⚓️⛵️🐱🏴☠️#サマポケ #久島鴎生誕祭2021 pic.twitter.com/QK2ibiqQ9u
10年前に鴎は、家族で1ヶ月間、鳥白島で過ごしたという過去がありました。そして島の子たちとサマーキャンプに参加したのです。
しかしそのサマーキャンプで、鴎は最初みんなと親しくすることができませんでした。幼少期の鴎は現在よりも内気な性格をしていたのです。
そんなある日、学者だった父親の部屋で、ある地図を見つけます。赤い×印と『treasure』という文字があったことから気になった鴎は探しに行くことにします。
大人にそんなこと言ったら反対されそうだと思った鴎は運動神経がよく頼れる「タカ」に相談し、合計5人でひげ猫団を結成します。この「タカ」は鷹原羽依里のように思えますが、鴎は10年前の友達にはまだ会えていないと話していました。
久島鴎と宝の地図と鍵と海賊船
久島鴎は、宝の地図とヒントを頼りに宝の手がかりとなる鍵を島で探していました。海賊船を探す羽依里と鴎はその道中でキャリーケースのタイヤを壊してしまいます。
そのキャリーケースはかなり古く、直してくれるお店がなかなかありませんでした。そこで、風情のある鞄屋さんに入ることになります。
そこは、なんとそのキャリーケースが売っていたお店だったのです。また店主は、キャリーケースを鴎の両親が買ったときのことを覚えていました。
鴎の宝物の場所には古びた漁船があり、結局何であったのか作中では明らかにされていません。しかしヒントを辿っていくと見える両親の想いや思い出の詰まった海の景色が宝物だと言えるのではないでしょうか。
久島鴎の母親と手紙
#サマポケ #久島鴎
— サンマ (@mizu38635450) January 18, 2020
鴎√クリアー!
手紙が届いてた時と最後の号令は鳥肌が立って凄かったです(語彙力皆無)
七影蝶が出た辺りから何となくわかってたけど、手紙が届くってことはそういう事だと信じてる!(ネタバレ回避のため言い回しが壊滅的なのは許して)
次は個人的に楽しみな紬√頑張るぞい pic.twitter.com/PeXTJEiRyf
久島鴎の両親は、鴎が生まれる前に鳥白島に来ていました。仕事が忙しかったため、鴎がお腹にいることがわかってから産休をとり、2人で遅めの新婚旅行をしていました。
そこで海の夕焼けの景色を見て、次は鴎も入れた3人でこようと約束をしました。海に飛んでいるうみねこを見て、母親は子どもの名前を「うみねこ」にしようと思います。
しかし父親が「鴎」にしようと言い、鳥白島には飛んでいないけど似ているという理由から、「久島鴎」という名前がつかられたのです。
鴎が生前送っていた手紙は、冒険に誘うような内容でした。両親からの愛情が詰まった場所だからこその手紙だったのではないかと感じました。
久島鴎が最後生きてるルートは?
久島鴎が最後生きてるルートはあるのでしょうか。残念ながら、鴎は病気で死んだことが母親から伝えられています。そこが覆ることはないでしょう。
しかし元々私たちが接していた久島鴎という人物は、最初から死んでいたのかはプレイヤーの受け取り方次第で十分にあり得ると思っています。
鴎の死因が病気だったことから、普通に考えれば鳥白島に来て、一緒に宝さがしをすることは不可能でしょう。鴎の島に行きたい想いがそうさせたと考えられます。
しかし先述したように、公式が明確に鴎が幽霊だったと断言しているわけではありません。最後死んでしまうことに変わりはありませんが、その前がどうだったのかは、個人の解釈になると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、『Summer Pockets』の鴎ルートについて詳しく見ていきました。
「恋人」のような関係ではなく、宝物を一緒に探す「仲間」や「相棒」の立ち位置なところが久島鴎ルートのよさだと思います。他のルートも感動必須なので、ぜひ見てみてください!
